【サステナビリティ】実質CO2排出ゼロを実現したクラウドサービス「KANAMETO」

実質CO2排出ゼロを実現したクラウドサービス「KANAMETO」

transcosmos online communicationsは、提供するクラウドサービス「KANAMETO」のライフサイクル全体で排出される温室効果ガスを算定し、カーボンオフセットとしてクレジット(排出権)を購入することで、実質CO2 排出量ゼロを実現しています。今後も、持続可能な社会の実現を目指して、継続的な改善と透明性の高い取り組みを進めてまいります。

背景

日本政府は「2050年カーボンニュートラルの実現」を目標に掲げ、社会全体で温室効果ガスの排出削減に取り組む方針を示しています。
カーボンニュートラルとは、私たちの活動によって排出される温室効果ガス(CO2など)の量を、森林による吸収やカーボンクレジットの活用などによって相殺し、実質的に排出ゼロの状態を目指すことです。
この政府方針と歩調を合わせ、地球温暖化を防ぎ持続可能な社会を実現するため、企業にはこれまで以上に高い役割と責任が求められています。

具体的には、以下のような取り組みが期待されています。
①自社の温室効果ガス排出量の把握と削減目標の設定
②省エネ・再生可能エネルギーの導入
③バリューチェーン全体での取組強化
④カーボンクレジットやオフセットの活用
⑤情報開示と透明性の確保

実質排出量ゼロを実現したクラウドサービス「KANAMETO」

持続可能な社会を実現する一員としてtranscosmos online communicationsでは、「KANAMETO」の開発・提供にかかるCO2排出量の算定(CFP算定)を行い、その結果に基づいて二酸化炭素(CO2)排出権(クレジット)を購入することでカーボンオフセットを行い、実質排出量ゼロを実現しています。
「KANAMETO」の導入によってカーボンオフセットに貢献することができ、お客様のグリーン調達ニーズに対応可能です。

CFP(カーボンフットプリント)算定

CFPとは、Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)の略で、製品やサービスが原材料の調達から廃棄までのライフサイクル全体で排出する温室効果ガスの量を、CO2(二酸化炭素)換算で「見える化」した指標です。

当社が提供するクラウドサービス「KANAMETO」の企画・開発・提供にあたって排出する温室効果ガスを算定するため、ライフサイクルの内、「原材料調達」「生産」「使用」のプロセスで算定しています。
※現状、「流通」「廃棄」のプロセスは対象外ですが、今後、必要に応じて算定対象とすることを検討予定です

CFP算定では以下のガイドライン・指針を参照しています。
・カーボンフットプリントガイドライン(経済産業省、環境省 2023年3⽉)
・ソフトウェアに関するカーボンフットプリントの製品別算定ルール(特定非営利活動法人 日本環境倶楽部 2024年4⽉)

※CFPの算定はトランスコスモス株式会社のGHG排出量算定支援サービスにより算定しました

購入した主なクレジット

J-クレジット制度を活用して、地方自治体が創出した森林クレジットを中心に購入しています。

▼主なプロジェクト

プロジェクト実施者 プロジェクト名
北海道 北海道有林森林吸収エコビジネス支援プロジェクト~「キキタの森」の間伐促進プロジェクト~
長野県 県有林における森林経営活動
宮川森林組合 三重県宮川上流部 宮川森林組合による持続可能な森林経営促進型プロジェクト よみがえれ森林!!林業活性化に向けて~森の声をかたちに~
一般社団法人滋賀県造林公社 分収造林事業地における森林経営活動
福岡市 福岡市営林間伐促進型プロジェクト
公益社団法人長崎県林業公社 私有林における森林経営活動
公社林における森林経営活動
宮崎県 宮崎県門川県有林 森林吸収活用モデル事業

今後の取り組み

transcosmos online communicationsが提供するクラウドサービス「KANAMETO」は、開発・提供して終わりでなく、日々運用を行っています。サーバや社員が利用するパソコンで消費する電力から排出される温室効果ガス、社員の通勤で利用する電車が排出する温室効果ガスなど、日々の経済活動の中で様々な温室効果ガスを排出しています。そのため、当社では、毎年継続的にカーボンオフセットを実施し、持続可能な社会の実現に向けた活動を継続してまいります。

よくあるご質問

  • Q. CFPとは?
    A. CFPとは、Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)の略で、製品やサービスが原材料の調達から廃棄までのライフサイクル全体で排出する温室効果ガスの量を、CO2(二酸化炭素)換算で「見える化」した指標です。
    これにより、どの工程でどれだけCO2が排出されているかを把握し、削減に向けた取り組みに活用できます。
  • Q. クレジットとは?
    A. クレジット(排出権)とは、企業や団体が温室効果ガスの排出量を削減・吸収した実績を「クレジット」として認証し、他の企業などがそのクレジットを購入することで、自らの排出量の一部を相殺(オフセット)できる仕組みです。
    地球全体での温室効果ガス排出削減を促進するために活用されています。
  • Q. J-クレジット制度とは?
    A. 再生可能エネルギーの導入や省エネルギー設備の導入、適切な森林管理などにより削減・吸収された温室効果ガスの量を「クレジット」として国が認証する制度です。