【導入事例】長野県野沢温泉村様:職員の緊急参集通知手段としてLINEを活用
事例概要
野沢温泉村LINE公式アカウントの特長
野沢温泉村は、2024年8月のLINE公式アカウント開設と同時にKANAMETOを導入しました。LINEは月間アクティブユーザー数9,800万人(2025年3月末時点)を誇り日本全国に普及していることから、村LINE公式アカウントを村内外への広報媒体として運用しています。KANAMETOのセグメント配信機能や動的リッチメニュー機能を活用して、住民向けに行政情報を届けるとともに、村を訪れる方に対して観光・移住情報を案内するなど、個々のニーズに沿った情報配信を行っています。
さらに、野沢温泉村は、緊急時における村職員との連絡手段として村LINE公式アカウントに着目しました。村職員も住民と同様に、日ごろからLINEを利用しています。大規模災害が発生し職員参集が求められる場合、電話やメールなど従来の手段と比較して、LINEはより迅速かつ確実に緊急参集通知などの情報を各職員へ届けることが期待されます。
村LINE公式アカウントを緊急参集通知ツールとして利用するには、
・職員だけにメッセージを配信できること
・部署異動や退職による対象者の制御が可能であること
が必要です。
この条件を満たすため、KANAMETOの認証機能(※)を活用しました。
※KANAMETOに登録した認証コードを知っているユーザー(LINEの友だち)を認証し、個人を特定したメッセージ配信やリッチメニュー表示ができる機能。
職員への通知ツールとしてLINEを活用する手順
初めに、KANAMETOに各職員の職員番号を基にした認証コードをデータ登録します。その後、職員側で村LINE公式アカウントの友だち追加と認証の申請をする必要があります。野沢温泉村では、グループウェア掲示板に認証申請フォームへアクセスできるQRコードと認証手順を掲載の上、周知しています。
職員は各自のLINEアカウントから認証申請フォームにアクセスし、認証コードを入力・送信します。職員が入力した情報は、KANAMETOに登録されているデータと突合され、内容が合致すると認証が完了します。
野沢温泉村では、認証が完了した職員のLINEアカウントに対して、緊急参集マニュアルのデータを配信しています。日ごろから緊急参集の流れを把握でき、災害時に出先にいた場合も個人のスマートフォン端末から対応を確認できます。
大規模災害が発生すると、認証が完了した友だち(職員のLINEアカウント)に緊急参集を通知するメッセージを配信します。日常的に利用しているLINEにプッシュで通知が届くため、メッセージを見逃しにくく、迅速な参集につながります。
<総務課情報統計係 富井 様>
職員の緊急参集通知については、2024年9月から運用開始しました。それまで利用していた連絡システムを解約することになり、代替手段としてKANAMETOの認証機能に着目しました。従来の連絡システムと比較して、使い勝手に遜色はありません。KANAMETOの認証機能は基本機能に含まれるため、追加料金がかからず、予算上も好都合でした。
2025年4月に行われた定期人事異動では、職員の退職等に伴う認証解除や新規採用職員の追加認証などの作業が発生しましたが、KANAMETOの管理画面から簡単にメンテナンスできました。
今後も、村内外への情報配信媒体、職員への通知ツールとしてLINE公式アカウントを活用していきます。
野沢温泉村LINE公式アカウントQRコード